梅は咲いたか
2020年 03月 14日
桜はまだかいな。
新型コロナウイルスの蔓延が,国内はおろか全世界的な脅威となっている。
我が職場においてもいろいろな行事が軒並み中止に追い込まれ,それらの主宰や関係するスタッフの志気がみるみる落ちている(経済的損失も大きい)。
年度が明けて暖かくなったらこの騒動もピークアウトするのかな。
一日も早い事態の収束を願ってやまない。
そんな状況のなか,いち早い春の到来を求めて(クラスターの形成に注意して)近所へ梅を見に出かけてみた。
我がカブにも新しくナビゲーションを導入してみた。
これでもう道に迷うことはなくなった(到着予定時刻が推測できるのもありがたい)。
出発が遅くなってしまったが,お昼ご飯を食べに一身田へ向かう。
国宝の専修寺を通過して,
目当ての店に到着。
が,すでに昼営業は終わりを迎える時刻となっている。
おそるおそる暖簾を潜って店主に訊いてみた。
「今からのオーダーは無理ですか?」
「いらっしゃい,全然大丈夫ですよ。」
はた迷惑な客を店主は優しく迎え入れてくれた。
落ち着いた店内。
ホッコリと癒やされる。
日替わりランチ。
丁寧な作りでとても美味しい。そして安い。
お腹が満たされたので,しだれ梅を見るために南へカブを奔らせる。
会場にはすでに先客が大挙して押し寄せている。
きれいな車両だ。
ファンネルには風呂の栓?
オーナーはとても大事に乗っておられるようである。
リムとハブ,それとスポークの綺麗さならば我がカブも負けてはいない。
しだれ梅を観賞して「はる遠からじ」を実感する。
そして,チューブレス化したリムのシェイクダウン(リークテスト)をするため,さらにR23を南下することにした。
『近鉄宇治山田駅』
そろそろお腹が減ってきた。
近くにある地元で評判の食堂へ行ってみる。
千客万来。
店内は満席であったため,しばらく時間をおいて再訪することにする。
シャッター街となったアーケードの中にあってこの店だけが営業を続けている(とても繁盛している)。
なんでだろう?
そんなに深い時間ではないのに,食材が底をついたため自分が最後の客となってしまった…。
そして,地元民のソウルフードとなっている『からあげ丼』を注文する。
なるほどおいしい。
お腹も満たされたので,津ぅに向かって伊勢街道を北上する。
家に帰り着き,140kmを走行したところでエア圧を確認。
チューブレスリムにはいささかの漏れも認められなかった!
今夏の『チャレンジ1000』に向けて,夢が膨らむシェイクダウンができたというハナシ。
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by noritoyuka
| 2020-03-14 21:41
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鉄分の補給ふたたび
2020年 03月 06日
「鉄子」に「歴女」,そして「刀剣女子」まで。
最近の女子にいたっては,かつて「オジサン趣味」と呼ばれた分野のあれやこれやに多大な興味があるらしい。
そういった女子達が垂涎となる企画(鉄道と刀剣のコラボレーション)が静岡で催されていると聞こえてきたので,さっそく当地へ見学に行ってきた。
向かうのは遠州にある『天竜浜名湖鉄道』。
同鉄道は,昭和10年に開業した国鉄二俣線を沿革にもつ静岡県西部の第三セクターである。
『金指駅』
上屋とプラットホームが登録有形文化財となっている。
桑田佳祐のPV撮影(白い恋人達)が行われたのはここだったっけか?
この路線の蒸気機関車が引退したのは昭和46年のこと。
その後も電化されないまま現在に至っているため,線路にトロリー線が配架されていない。
コ~~リング・ユ~♪
駅舎付近には『バグダッド・カフェ』ばりの蒸気機関車用給水塔が今に遺っている。
ようやく目当ての車両がやって来た。
「TH2113」と「KATANA」のWフェイス
サイドビュー
車両の中へ
新型KATANAの販売価格は 1,512,000円。
薄給のサラリーマンにはちょっと手が出ない…。
キリンは鳴かない。
足るを知るものは富むのである。
雰囲気だけでも堪能できたので,充分に満足して駅をあとにすることができた。
せっかくなので,ちょっと駅周辺をポタリング。
遠州鉄道(濱松軽便鉄道)奥山線の遺構(国鉄二俣線を跨線するための陸橋跡)
もともと奥山線は二俣線に先んじて敷設されていたところであったが,後から交差を計画した二俣線(国鉄)は東海道本線の非常時迂回線と位置づけられたため,奥山線の方が陸橋を築いてこれを回避(跨線)することとなったらしい。
かつての「親方日の丸」と「ローカル線」の不均衡なパワーバランスを今に伝えるレガシーとなっている。
なつかしい…。
このデパートは今でも三重で操業しているぞ。
東の空に映る神々しいヨシュア・トゥリーのシルエットを確認し,朝のポタリングは爽快のうちに終了した。
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by noritoyuka
| 2020-03-06 01:44
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対極にあるもの
2019年 12月 17日
奈良県桜井市(三輪地区)が誇る超極細そうめん『白髪』。
その直径は驚きの 0.3mm。
三重県には,そういった極細麺の向こうを張るような極太ヌードルが存在しているという。
さっそくその地へ向けて出発する。
いざ,道場破りのために暖簾をくぐる。
剣を交えておしむを知るのである。
先鋒「伊勢の黒ビール」
なかなか美味い。
中堅(アテ)は「さめたれ」
こちらもなかなかの歯応えがある。
いよいよ大将の登場「伊勢うどん」
黒い。
そして太い。
脇にはあられ,二刀流か…。
機先を制したつもりがスルリとかわされる。
え? やわらかい…。
見た目に反して(三輪そうめんのコシとは対極の)とてもフラジャイルな食感だ。
柔で剛を制する戦術なのか。
しばしの太刀打ちの後に剣を収める。
今回の交剣は,当地における流派の系譜を知るよい機会となった。
退場する際に,この道場の看板(ミシュランプレートの盾)が目に入った。
いつの日にかまた剣を交えることがあるもしれないとの思いを残しつつ,夕闇の迫った道場をあとにした。
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by noritoyuka
| 2019-12-17 00:55
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ユネスコ世界文化遺産を往く
2019年 11月 30日
夜中に降った雨も早朝にはあがっていた。
大気が洗われたようで霊山の山麓はいっそう清々しい。
荘厳な雰囲気のなか,予定どおり金峯山寺の朝の勤行に参加する。
いよいよ日本最大の秘仏『金剛蔵王大権現』の御前で,僧侶たちの朝座勤行に併せた読経に臨むこととなった。
堂内は当然のことながら撮影厳禁。
それにしても蔵王権現,うわさに違わぬ神々しさである。
神とも仏ともつかない独特の尊格である権現像は,役行者が金峯山での厳しい修行の果てに感得したものであるらしい。

『蔵王大権現』イメージ 絵 松田大児
厳かに始まった金峯山寺の朝座勤行は修験道独特のものだったのでとても驚いた。
僧侶は読経に併せて指で印を結び,鐘や太鼓を打ち鳴らす。
お経の調子をとる鳴りものの調べには法螺貝のソロパートまであった!
お勤めが終わると僧侶による法話会が行われる。
修験道(金峯山修験本宗)の成り立ちを知ることができる貴重な機会となった。
朝座勤行も終わりを迎え,一端お堂をあとにする。
宿に帰って朝餉をいただき,次は神奈備(神霊が宿る御霊代を擁した領域)である水分山(みくまりやま)青根ヶ峰を目指すことにした(逆峰)。
修験者の修行場。
京都から都落ちした源義経が武蔵坊弁慶や静御前らと共に身を隠していたとされるところ。
追っ手に囲まれた義経が屋根を蹴破って難を逃れといわれ,蹴抜の塔(けのけのとう)とも称される。
世界遺産『金峯神社』
奥千本に建つ吉野山の地主神(金山毘古命)を祀る神社。

世界遺産『大峰奥駈道』
吉野と熊野を結ぶ大峰山を縦走する約80kmの古道(修験道における修行の道)。
ユネスコ世界文化遺産である『紀伊山地の霊場と参詣道』の構成資産となっている

青根ヶ峰 3等三角点
世界遺産『吉野水分神社』
創建は不詳だが(平安時代初期の『続日本紀』に記述がある?),現在の社殿は豊臣秀頼によって再建されたものであるらしい。
そして下山。
大権現の御前で六根清浄を行うため,再び蔵王堂を目指すことにした。
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by noritoyuka
| 2019-11-30 23:00
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国宝の勧進
2019年 11月 24日
『矢奈比賣神社』で悉平太郎像をお詣りしてきたYUKA氏であるが,この他にも今年中にどうしても拝観しておきたい仏像があるという。
仏教寺院に祀られる仏像は,その多くが参拝者の目の届く場所で公開されている。
しかしながら,それらの仏像のなかには「秘仏」や「絶対秘仏」とされる本尊もあり,一般の参拝者はもちろん,寺の僧侶さえがその尊影を視たことがないといったものもあるらしい。
絶対秘仏としては,全国的に『善光寺』のご本尊が有名である。
7年に一度の御開帳も,公開されるのは本尊ではなくそのレプリカ?である前立本尊だ。
さらに,多くの参拝者が目にすることができるのは,本堂の前に建立された(善の綱で前立本尊の中指と結ばれた)回向柱である。
前立本尊を持ち出した秀吉が,夢枕に立った本尊に諭されて同像を返還した翌日に亡くなったといった話もあるしね(怖ろしい)。
秘仏としては法隆寺の『救世観音像』も有名だ(国宝で年2回の公開がある)。
明治期に行われた文部省図画調査では,フェノロサと岡倉天心がためらう僧侶の制止を振り切って夢殿を開扉し,450mの白布に包まれた同像を曝いたという逸話も残っている(居合わせた僧侶は祟りを怖れて逃げ出したらしい)。
そこで,YUKA氏。
国宝である仁王門の勧進のために公開されることとなった金峯山寺の秘仏本尊『金剛蔵王大権現』をどうしても目にしておきたいらしい(本来であれば60年に一度くらいのスパンで御開帳を迎える秘仏なんだそうだ)。
まずは大宇陀松山地区でスイーツを調達。
初代から一子相伝で受け継がれているその味は,長谷寺の御用達にもなっているらしい。
続いて絶品の奈良漬けを購入。
新聞や週刊誌に取り上げられているロックなデメキンにも出会えた。
そして,身を清めるために温泉へ。
日も翳ってきたため(翌朝の勤行に参加するため),寺町である吉野山に宿営する。
吉野といえば,本葛による葛切りを食べなければなるまいて。
そういえば,前の職場では職員総出で(首長自らが率先して)このツタを切る作業に従事していたっけな。
賞味期限は 10分。
予約してからそれを口にするまで2時間かかったが…。
宿に着いての晩餉。
ここでも飽きもせず葛のうどんをいただく。
こうして吉野での1日目は,金剛蔵王大権現像を一度も目にすることなく足早に過ぎていったのだった(21時には床に就いていた)。
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by noritoyuka
| 2019-11-24 02:14
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にわかファン
2019年 11月 05日
テレビのドキュメンタリー番組で目にした『シュローヴタイド・フットボール』。
「告解の火曜日」と「灰の水曜日」の2日間,イングランド中部にあるアッシュボーンの町を二分して行われる壮絶なゲーム(祭り)だ。
「勝利したチーム(ゴールを決めた者)はその地域における最高の栄誉を手にすることができる」といった点においては,西宮神社の『十日戎開門神事福男選び』に通ずるところがあるのかもしれない。
ルールが複雑でフィジカル面のハードルが高いために馴染みのなかったラグビーであったが,件のフットボールに照らしてみると(塊になって皆でボールを運ぶという基本的なスキームを理解すると)何となく親しみが沸いてくる(おぼろげながらもルールがみえてくる)。
そういったこともあり,世間が沸き立っている『ラグビーワールドカップ2019日本大会』を様々な方法で鑑賞することにしてみた。
ファンゾーン(ニュージーランド v 南アフリカ)

スタジアム(オーストラリア v ジョージア)
自宅(日本 v スコットランド)
パブ(イングランド v 南アフリカ)
台風による試合の中止やそれによって不戦敗となってしまったカナダ代表による釜石市でのボランティア活動,日本代表の決勝トーナメント初出場など,いろいろな心温まるエピソードや胸躍る展開が繰り広げられた今回の大会であったが,期間を通して一番魅せられた場面は「日本 v スコットランド戦」で実現した稲垣のトライだった。
堀江,ムーア,トゥポウがスコットランド陣のタックルに沈むなかで次々とオフロードパスを繋ぎ,最後には稲垣がノックオンしないようボールを両手で抱えながらのトライ。
寄せ手のアタックに倒れながらも身を挺してパスを出す,するとその傍らには常にフォローする者がいて希望を紡いでゆく。
『スターウォーズ』のスピンオフ(前日譚)である『ローグ・ワン』の最期を思わせる光景が現実のものとして展開した様には泪が誘われた。
大会ホスト国としての日本の高いホスピタリティも話題となった今回のRWC。
来年に迫った『東京オリンピック・パラリンピック』においても,引き続きのおもてなしによって大会が成功裏に終わることを願っている。
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by noritoyuka
| 2019-11-05 01:04
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ムーンショット
2019年 09月 26日
SDGsにおける目標設定の意義を説明する際には,'61年にケネディ大統領が公言した『アポロ計画』がよく引用されている。
たとえ大風呂敷と揶揄されようとも,世界にインパクトをもたらす壮大な目標を掲げる言辞があったからこそ,それを実現するための知恵や技術をバックキャスティングする(イノベーションを生み出す)ことができたといった発想だ。
なるほど 60年代に 38万km離れた月に人類を送り込むこと(そして無事に生還させること)を宣言するとはなんとも壮大な目標だ。
月かぁ。
仮に月までが地続きだったとして,そこに到達するためには車で向かっても約半年といった日数を要することになる。
198[日]= 380,000[km]÷ 80[km/h]÷ 24[h/日]
月についてあれやこれやと調べていたところ,「静岡県には月に車で日帰りすることのできるスポット(ワームホール?)があるらしい」という信じられないような情報を得ることができた。
これは行ってみなければ。
情報では月のホワイトホールに繋がるブラックホールは静岡県の浜松市にあるらしい。
さっそく現場へ向かう。
あった…。
ここから月まで 3kmだ!
これなら余裕で日帰りができる。
ワームホールを抜けて月面を探索すると,果たしてそこには『月光山』なる山号をもつ臨済宗のお寺があった。
月にはウサギしか住んでいないと思っていたのに…。
荒涼としたクレーターが広がる風景を想像していた月面に青々とした生物(植物)を発見!

未知との遭遇
月の重力加速度は 1.6[m/s^2]
こころなしか車の燃費が良くなった気がするが,周辺にはガソリンスタンドがないようなので無事の帰還を期するためにも早めにここをあとにすることとした。
スペースオデッセイと呼ぶにはなんとも短い月面滞在であったというハナシ。
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by noritoyuka
| 2019-09-26 00:00
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翳りゆく夏
2019年 09月 17日
今をさかのぼること 440年前,泉州堺で「本能寺の変」の一報を受けた徳川家康一行は,一刻も早く本国三河へ戻ろうと(伊勢湾に向かうべく)決死の思いで伊賀越えを敢行した。
この伊賀越えの功労者でもある服部半蔵は,その後,江戸城の搦手(現在の半蔵門)に屋敷を構えるまでに家康の信頼を獲得していったらしい(家康血筋の松平アナウンサーが『その時歴史が動いた』のなかで解説していた)。
暑さも峠を越えたので,440年前に一行がほうほうの体で行軍したその経路をカブで逆向きに辿ってみる(津から伊賀上野までだけど)。
R163を西へ
上野高校明治校舎
伊賀上野城
その 30mの高石垣は,大阪城のそれとともに日本で一,二を争う高さなんだとか。
伊賀鉄道
噂に聞こえた銭湯
銭湯に併設された甘味処
往く夏を惜しんでかき氷を注文
きびみつが素朴な味わいでとても美味しい。
帰り道ではキャブレターのフロート(バルブ)が引っかかり,信号で停車するたびにオーバーフローするというやっかいな症状が現れた。
津までの道中はガソリンスタンドが少なく,残量1リットルを切ったカブでは非常に心許ない状況だ。
果たして停車のたびにコックを閉める処置を行い,からくもガス欠寸前で伊賀越えを果たすことができた。
来年のチャレンジに向けた有意義な(整備する課題のみえた)伊賀ツーリングであったというハナシ。
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by noritoyuka
| 2019-09-17 00:00
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反省会
2019年 09月 14日
思慮深い昔の偉人は日に三度以上も反省することがあったらしい。
凡庸な自分にいたっては,月にいっぺんでも振り返ることがあれば多い方なんだけど…。
残暑が厳しく蒸しあつい長い夜,チャレンジ1000参加のために買ったスマートフォンに居酒屋で使えるクーポンが贈られてきた。
セールスプロモーションをかけられていることは判っていたが,せっかくなのでネギを背負って近くの寿し居酒屋へ出かけることにした(チャレンジの反省会)。


チャレンジ 1000の参加において,反省すべき点は山盛りだ。
最大の落ち度は「スケジュール感(行程管理意識)の欠如」である。
裏耐久。
『鈴鹿8時間耐久ロードレース』の裏イベントとの刷り込みがあったため,てっきり日曜日の走行(日曜 0時~24時)かと思い込んでいた。
日程確認ができていない。ビジネスマン失格だ。
が,リスケジュールも悪いことばかりではない。
24時間の空き時間ができたことで栃木県の面白スポットを愉しむことができた。
まずはB級グルメ。
宇都宮餃子といえば『み○み○』が有名だが,宇都宮市役所にお勤めのS川さんからは「『正○』が旨い」と教えていただいた。
しかも店舗によってシステムや味が違うという。
これは行ってみなければ。
まずは氏家店
全く向き合っていないカウンター
オーダーは「ヤキ」「スイ」の2品。「アゲ」はない。
間違いのない美味しさ。
餃子店のハシゴ。
こちらの店舗も「アゲ」はなし。
が,ライスはラインナップされていた(オーダーしてはいないけど)。
やっぱり美味しい。
お腹は充分に満たされたけど,いかんせん気温が高すぎてバテ気味に。
ここでYUKA氏が耳寄りな情報を仕入れてきた。
なんでもこの近くに天然の冷え冷えスポットがあるらしい。
まずは日本最古の磨崖仏があるというこのお寺
寺院内は当然のことながら撮影NGだった。
つづいて近くの石切場へ。
壮大なスケールに圧倒される。
が,それにしても暑い。
ぜんぜん涼しくないじゃない。
しばらく歩いていると,みるみる人が増えてきて,それに反して次第に気温が下がってきたような…。
これが天然クーラーといわれる地下神殿への入り口か。
レンズも曇る。
坑道入口周辺は明らかに冷気が漂っている。
ズンズンと地下に下っていく。
おぉ,涼しい。
いや,ちょっと寒いぞ。
広い坑内をウロウロかち歩く。
外は暑そうだが,そろそろ三重に向けて動き出さなければ。
外気温はまだまだ高かったが,いつのまにかすぐに陽が落ちてしまいそうな時刻となっていた。
途中,佐野らーめんを食べようと思ったがすでに多くの店舗が暖簾を下ろしている。
いかん,急いで帰らねば。
東北自動車道,首都圏中央連絡自動車道を順調に乗り継ぎ,勝手知ったる東名高速道路へ。
この調子でいけば今日中に三重に帰り着くことができそうだ。
神奈川県の行路もまもなく終了,もう少しで静岡県に突入する。
そのときである。
「バーン!」
「バタ バタ バタ バタ バタ」
「ガ・ガ・ガ・ガ・ガッ…」
大きな破裂音と共に不意に車速が低下した。
アクセルを踏めども踏めども前に進まない。
高速道路での低速走行は命取りである。
とりあえず車を路肩に寄せてタイヤを確認。
テンパータイヤ(実際は8プライのスペア)に履き替えて再び三重に向けて走り出す。
「最後にチャレンジらしいアクティビティが経験できて良かった!」
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by noritoyuka
| 2019-09-14 14:14
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