エア外食(とんかつ)
2020年 05月 25日
浜松にはとんかつの銘店が2軒ある(実際にはもっとあるんだろうけど)。
一軒は某グルメサイトの「百名店」で長らく最高評価を維持していた店舗で,もう一軒は「近所の住民が記念日に訪れることを愉しみにする」ような小洒落た店舗だ。
一件目の店舗は『蜜蜂と遠雷』に書かれた「三味線店」と「小さなお稲荷さん」の中間にある。
この店のとんかつは脂がおいしいと評判だ。
歌手兼俳優のFが「美味しかったです」と食後数日経ってから店に電話してきたという噂もある。
でも,やっぱり自分はヒレがおいしいと感じてしまう。
もう一軒は駅前からちょっと離れた住宅街のなかに店舗がある。
この店もやっぱりロースが人気のようだが,自分はどうしてもヒレの方がおいしいと感じてしまう。
新型コロナ禍による外出自粛要請のなか,これらの店舗の今後はどうなってしまうのだろう。
そんなことを考えながら今回は「とんかつ」をおうちごはんで再現することにした。
家庭では(廃油の問題もあって)「カツレツ」の調理が常套か。
残念なキャベツ(レタス)の添え方によって見た目はよろしくないけれど,肝心の肉の味はなかなかのものに仕上がった。
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by noritoyuka
| 2020-05-25 10:00
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エア外食(くずきり)
2020年 05月 23日
以前の職場はすべて山の中である(実際は全てが山の中ではなかったけれど)。
山のなかの職場はまた市内有数の桜の名所でもあった。
山のなかの桜であるがゆえにその管理も大変である。ややもすれば葛などの蔓性雑草に枝葉を絡め折られてしまう。
夏場になると社長みずからが休日毎に葛の駆除(蔦切り)を行うので,我々下っ端も(ときおり)その作業に参加していた。
蔦切り作業は重労働である。
作業の季節が近づくと「葛なんか地球上から無くなってしまえばいいのに」なんてことを思っていた(生物多様性の確保に反してるな)。
そんな厄介な雑草である葛の根も,食用(くずきり)や薬用(葛根湯)としてはずいぶん有用な資源であるらしい。
有名なところには『吉野葛』や『掛川葛』などがある。
金峯山寺へ勧進に出かけたときにも本場のくずきりをいただいた。
今回はこの「くずもち」と「くずきり」をおうちごはんで再現する。
まずは秤量。
重量分立で 「葛粉:水=1:3」
水に溶かして
バットに 2[mm]tほど流し込んで湯煎する。
固まってきたらお湯に沈めて透明にし
流水で冷やして 5[mm]幅にカット。
仕上げに黒みつをかけて完成。
さっぱりしていて喉ごしも良くとても美味しい。
「いつかは自分で伐採した葛でくず粉づくりにチャレンジしてみたい」という思いに至ったというハナシ。
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by noritoyuka
| 2020-05-23 21:00
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エア外食(担々麺)【アーカイブ】
2020年 05月 19日
ラジオで「『タンメン』をオーダーしたら『タンタンメン』が出てきた」という小咄を聞いたことがある。
そいつは残念だ。音は近いが実が違う。
以前の職場の先輩に「1週間に3日は通う」というお気に入りの担々麺店を教えていただいた。
担々麺と,そのスープを残さず食べるための白米セット。
本来の担々麺は,ケータリングサービスで食べるもの(汁のないもの)であるという。
麺と挽肉を天秤棒で担いで行商したところから「担々麺」の名がついたんだとか。
が,やっぱり担々麺はこの甘辛いスープがうま味の決め手であるように思う。
当時,テレビのバラエティ番組で「一流シェフの夜食をつくる現場に訪問する」という人気コーナーがあった。
その番組を観た次の日につくった担々麺の写真があったのでサルベージする。
材料は「豆乳」「ごまドレッシング」「醤油」「ラー油」「かっぱえびせん」「さば味噌煮缶」「中華麺」「ねぎ」のみ。
この材料で(たった5分で)絶品の担々麺が完成する。
ハードディスクを整理していたら懐かしい写真が出てきたよというハナシ。
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by noritoyuka
| 2020-05-19 10:00
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エア外食(みそ焼きうどん)
2020年 05月 18日
「亀山で有名なもの」と問われれば「ローソク」と答えるのが常套であるが,最近は「みそ焼きうどん」なるB級グルメが幅をきかせているという。
関宿で漬物を買い求めた帰り道,件のうどんを提供する有名店を訪ねてみた(ことがある)。
噂どおりの人気店だ。
店の入口にも駐車場の車の中にも人があふれている。
ようやく順番が回ってきた。
目の前の鉄板と対峙する。
お茶,お水,トングはセルサービスとなります。
野菜,肉,袋麺が目の前にドサッと供される。
調理はトングを用いて自らが行うストロングスタイル。
そしてお茶のグラスはワンカップの空きビン。
なるほどおいしい。
今回はこの「みそ焼きうどん」をおうちごはんで再現する。
家から徒歩1分のスーパーでうどんパッケージを調達。
フライパンが小さいので食材毎に分割して調理。
みそ焼きうどんには,やっぱりあの鉄板が(トングも)必要なのか。
味付けのミソとなる味噌を投入。
完成。
「今度は味噌づくりからチャレンジしてみよう」
そういった思いを胸に秘めながら甘辛くも美味しいうどんを口にした。
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by noritoyuka
| 2020-05-18 10:00
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青空ガレージ
2020年 05月 17日
三重県の新型コロナウイルス感染症対策に係る緊急事態宣言が解除された。
職場の危機管理委員会でも「プラトー期に入った」との見解がほぼ固まりつつある。
ここで気を緩めてはいけないが(休日ではあるが)ちょっとだけ家を出て外の空気を吸ってみることにする。
ちょうど壊れたオートバイのメーターが直ってきたところだしね。
寂しいステムヘッド周り。
とっ散らかったヘッドライトの中。
ちょっと配線の劣化(硬化)がはじまっている。
こんど時間をみてハーネス類のリニューアルをしてみよう。
ケーブルにINOXを注して,
メーターを装着。
ハンドル周りのコンソールが蘇った。
美しい…。
はやく平穏な世の中を取り戻し,これにのって遠乗りに出かけたい。
「それでももう少しステイホームを続けよう」と思った緊急事態宣言解除後初の休日だったというハナシ。
と,ここに来てタコメーターとスピードメーターがテレコになっていることに気がついた orz。
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by noritoyuka
| 2020-05-17 23:00
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エア外食(天津飯)
2020年 05月 16日
浜松や宇都宮が「餃子消費量の多い都市」というのはつとに有名だが,テレビ番組で見たところでは群馬や宮崎,それに京都なども餃子愛にあふれた街であることがわかってきた。
ということで,京都へ餃子行脚の旅に出た(ことがあった)。
まずはネットで評判となっていたこちらの店舗から。
京の町家は「うなぎの寝床」と聞いていたが,まったくその通りの店構えである。
餃子が供された。
餡に充分な味がついているのでタレは要らない。
なるほどおいしい。
京餃子あなどり難し。
ゆっくりと雅な餃子を味わいたかったが,この先もいくつかの店舗をハシゴしなければならない。
先を急ぐ。
きれいな桜(卒業学生)を眺めつつ,
お家騒動の顛末が気になっていたこちらの店舗を訪問。
どうやら旧ブランド(旧タグ)の製品も引き続き販売しているようだ。
そして2軒目の店舗へ。
なかなか順番が巡ってきそうにない。
ようやく先頭に(回転がよいのでそれほど待たされなかった)。
そこはやはり繁盛店のオペレーション,4人掛けのテーブルに2組が案内される。
餃子はやっぱりうまい。
正しき町中華のプロダクツだ。
前席の夫婦を含めた周りを見渡すと,皆がみな天津飯をオーダーしていることに気がついた。
なるほどここは天津飯がコアコンピタンスなのか。
さっそくそれを追加する。
おぉ,確かにうまい。
いままで食べた天津飯のなかで一番おいしいよ。
今回はこの衝撃の天津飯をおうちごはんで再現する。
溶きたまごに中華だしを加えて炒め
ネギを炊き込んだご飯にトッピング。
餡をかけて完成。
なかなかの出来栄え。
「中華スープとの合わせ技で一本(我が家の勝利)」であったというハナシ。
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by noritoyuka
| 2020-05-16 10:00
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エア外食(はちみつソフト)
2020年 05月 12日
『蜜蜂と遠雷』の舞台ともなった芳ヶ江(浜松)には有名な養蜂場が二つある。
一方の(養蜂家の)店舗は浜名湖の北岸に居を構え,(新型コロナ禍による緊急事態宣言が発出される前までは)連日大勢の来場客で怖ろしいほどの賑わいをみせていた。
「そこで売られているアイスクリームがおいしい」との噂を聞いたのでさっそくいただいてみる。
はちみつソフトクリーム(追いはちみつ)。
なるほどおいしい。
ゴールデンウィーク中のこの日,あまりの暑さに耐えかねて,彼の地で食べたこのはちみつソフトを自宅で再現してみることにした。
徒歩1分にあるスーパーで(ソーシャルディスタンスを確保しつつ)アイスを調達。
エアレーション。
追いはちみつには,もう一方の雄であるH養蜂場の国産純粋蜂蜜を贅沢に使用する。
現地のそれに勝るとも劣らない逸品に仕上がった!
ステイホーム期間中であっても,質のいいハチミツさえあれば充分な清涼感を味わうことができるというハナシ。
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by noritoyuka
| 2020-05-12 10:00
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エア外食(カリーヴルスト)
2020年 05月 11日
外はいい天気だけど外出はできない。
家の中の気温もだんだんと上昇してきた。
そういえば,5月からは(政府が推進する国民運動である)『COOL CHOICE(賢い選択)』のうちのクールビズ月間が始まっていた。
賢く涼を得なければ。
寝苦しい夜には冷えたビールを飲んで暑さを紛らわさなければなるまいて?
缶ビールを冷やしていたところ,「金沢に住んでいるときには四高記念公園で開かれていたオクトーバーフェストに毎年参加していた」ことをふと思い出した。
かつての職場があった場所。
自分には経験がないが,かつての先輩達は「出勤」ではなく「登城」という気持ちで通勤していたらしい。

すでに往時の建物は全て撤去されている。
四高記念公園に降りてきた。
おぉ,すでに公園にはできあがっている人達がたくさんいるよ。
日が暮れるまで四高記念館を見学したのちに,
おもむろにオクトーバーフェストへ参戦する。
しかし,出店しているメーカーが多すぎてどのビールを買っていいのか判らない。
少ない軍資金を握りしめて会場内をウロウロする。
とりあえずビールのアテとなるアイスバインを確保。
あれ?
YUKA氏がいない。
いつのまにやらステージに上がってインタビューを受けている。
どうやらジャンケン大会に出場して最後まで勝ち残ってしまったようだ。
なんとも運のいい人間である。
「どちらからいらしたんですか?」
「あっちの方~!」
会話がまったく噛み合っていない(YUKA氏が酔っ払っている)。
YUKA氏は席に戻ってくるなり隣りの夫婦と戦利品(巨大ビアグラスと商品券)を見せ合いながら互いの戦果を称えあい始めた。
こちらも負けじとビールを買いに走る。
そんな思い出のあるオクトーバーフェストで食べたアテの一つである「カリーヴルスト」を自宅で再現することにした。
調味料を用意し,
材料(ニンニクとたまねぎ)を刻む(みじん切り)。
ジャガイモを洗い,
くし切りにする。
そして油で揚げる。
ニンニクを香りが立つまで炒め,続いてたまねぎも投入する。
日本酒(白ワインの代り),ウスターソース,はちみつ,そしてケチャップを投入してソースが完成。
ビールを注ぐグラスはキリンビアマグコレクションの '85と '87をチョイス。
完成。
まだまだ5月も半ばであるけれど,早くも家の中ではオクトーバーフェストが開催されたというハナシ。
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by noritoyuka
| 2020-05-11 10:00
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エア外食(おとそ)
2020年 05月 10日
抗ウイルス薬であるレムデシビルが,新型コロナウイルス感染症の治療薬として申請から3日で特例承認された。
また,海外では「ノーベル医学・生理学賞受賞者である大村先生が開発したイベルメクチンにも新型コロナウイルスへの有効性が確認できた(安全性も確認された)」との研究結果が相次いで発表されているんだとか。
これらはSARS-CoV-2包囲網ができつつあることの福音か。
巣ごもり期間中も製薬関係者には足を向けて寝られない。
そんなことを考えているうち,以前に薬学を研究する施設を訪ねていた(薬草勉強会に参加していた)ことを思い出した。
今回はこの屠蘇散を自宅で再現する。
が,素人が薬草に手を出すのはあまりにも危険すぎる。
熟考したすえ,今回はニンニクで「ヒル酒」をつくることにした。
溶媒は四日市が誇る亀甲宮焼酎『キンミヤ』。
まごうことなき薬用酒。
こころなしかウイルスに対する抵抗力が増した気持ちになったというハナシ。
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by noritoyuka
| 2020-05-10 10:01
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